倦怠感MAXに近い

やらなければいけないことはそれなりにたまっているのに、何も進める気にならない。

かといって、それに向かって一直線に逃避するようなやりたいことも特にはない。

もしも許されるなら、一人で熱海か湯河原あたりの旅館に行きたい。

一泊でかまわない。

持って行くのは、今読みたい本で、あまりボリュームの大きくなく一日で読めるようなものを一冊、ノートと筆記用具一式、あとはカメラぐらいでよい。

逆にこれだけは持って行きたくないのは、パソコン、iPod。俗世間やインターネットに飛び交う雑音から遮断されたいし、だいいち荷物として重い。(ちなみに今使っているマシンはApple PowerBookG4)

携帯プレイヤーで聴く音楽は、例えば朝の通勤通学時には貴重なものだが、こういう場合には単なるノイズとなる。自分が馴染みのない土地で出会い、摂取する情報、それが眺望であれ音であれ人であれ同じことだが、それらはそれがどんなに些少なものであっても日常の何にも代えがたいものだ。iPodで音楽を聴くことによってそれに出会う可能性を狭めることはしたくない。

できれば携帯電話も持って行きたくはないが、難しいだろう。連絡が必要なときは公衆電話を使えば用は足りるだろうが、最近はめっきり少なくなった公衆電話を探す気力が持たなそうではある。

宿は安宿でいい。少しくらいおいしいものを食べてみたいから、まずい飯を食べさせられるくらいなら素泊まりでかまわない。あとはあまり周囲の音がうるさくなければなおよい。

夜、風呂に入ってご飯を食べ終わった後、深夜まで本をじっくりと読む。そしてその本を読み終わったらノートに、箇条書きにすれば3個以内で明日自分ができることを書く。本当にそれでいいのか、明日絶対にそれができるのかと3回考え直して無理そうなものは削る。

そして缶ビールを1本ちびちびと飲んでから、風呂にもう1回入り、逆止弁のしくみを考えているうちに眠りに落ちたい。

翌朝起きたら朝飯の前にさらにもう1回風呂に入り、そのとき浮かんだ歌をフルコーラス、心の中で唄う。

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