海の日とか

海の日。相変わらず覚えが悪くて困る。

大体「海の日」などという茫洋としたネーミングは訳が分からない。もっと分かりやすく

「海水浴の日」
「夏本番の日」
「お外で遊ぼうの日」

とかにしてくれればいいのにな。

ということで今日もそんな国家の漠然とした暴力に抵抗すべく1日中家でクーラー利かせて倦怠感を満喫しているわけだ。だるいぜ。

これで今週は全く外に出てない事になる。引きこもりかっ?ダメだよ街に出ないと、動き出さなきゃ何も始まらないよ、ってSPEEDの歌じゃねーんだからよ。ふざけんな。ということで相撲なんか見ているうちにあっという間に夜になってしまう。

去年は横浜に花火を見に行ったのだが、今年はそんな気力もなさそうだ。横浜の花火には2、3回行ったが、どの時も場所取りにことごとく失敗し途方に暮れた記憶がある。思い出しただけで虚しい。

正しい夏

思えば長かった。

自分がwebsiteの更新意欲というものを失ってからどれほどの月日が経過しただろう。大学に入って以来数年、WWWという物に取り憑かれ、自分の一挙手一投足がwebという広大なスペースの上に反映されるということだけで最初は嬉しかったっけ。そしてまだ見ぬ「情報発信」への憧れを心に抱いていた。しかしいつからか、それが何か別の虚栄心にも似たものへ変わっていった。多くの内容的に優れたサイトを見ていく過程でやはり多くのデザイン的に優れたサイトにも巡り会うことを重ねていったおかげで、いつしか俺はページの見た目の方にとらわれていった。俺のページに前からアクセスしてくれていた人達なら分かると思うが、デザインをうんぬんするセンスもスキルもないくせに一所懸命自分が目を奪われたページ達に追い付こうともがいていた。

もう、見た目にとらわれるのはやめよう。

その決心がついたのは前のプロバイダーとの契約が切れた時。(といっても結局同じ所と後で再契約したのだけど。)そして自宅のiMacが壊れて冷静に考える時間を置けたことで、この決意はより確かな物になっていった。

そしてiMacが治ったのは6月の中旬だったが、忙しさにかまけ、またどんな内容にするか考えなかなかふんぎりがつかなかったため本格的に更新するのがこの時期まで遅れてしまった。といっても結局は単なる雑記置き場としてのスタートを切ることになったのだが、そんな自己満足的なページでも良いだろう、と妙に開き直ってしまえるのが自分で言うのもなんだが俺の今の強み。内容はそのうち適当に増えるときゃ増えていくさ、と変にお気楽な俺であった。

そして実を言うと先程の見た目に対する執着を(完全にとは言えないまでも)取り去った今回が一番見栄え的にも良いと感じているのである。不思議なものだ。まあ最低半年は見た目いじらずにこのまま行くのである。うむ。

それとこの時点では掲示板という物がこのサイトにはないのだが、これはここが掲示板を置くに足るサイトではない(大体書き込みの少ない掲示板見ていても淋しいだけだ)ということと、次に掲示板置くなら絶対に自作の物を置きたい、という欲望があるからである。只今ちょこちょことCGI勉強中。

前置きはここまで。ということで。今日は最近で一番「夏」を感じたことを書いておこう。

先週の土曜日、卒業アルバムの写真撮影で集まり皆で酒を飲んだ帰りにある友人の家に泊まった翌日の事。けだるく「笑っていいとも増刊号」を見た俺は家路につくべくその男の家を出た。しかし出た直後に重大なことに気付いた。

金がない。

前夜の影響で俺の財布には一銭たりとも金がない。不幸なことに今いる所、具体的に言うと東京都北区王子は俺の定期券の範囲外。交通費(地下鉄190円)が…….

そう、普通ならそこで引き返し、「ごめんお金かして」とか言って頼めば良いのだが、またしても前夜の影響で妙にプライドの高くなっていた俺は(暑さで気が狂っていたのかも知れない。)愚にもつかない決断を下したのである

「定期の利いているお茶の水まで歩く。」

それは距離にすると10km強の道のりであったが、昼真っ盛りという時間帯と照りつける日射しがその距離を永遠にも感じさせた。しかし俺は前夜の影響で鼻息だけは荒かったので「これぐらい何のことがあろう、 速攻歩き切ってやるわっ」と鼻高々で出発したのだった。

明治通りを歩いて西巣鴨に出る。この時点でかなりの体力を消耗し交差点のコンビニで30分も立ち読みと称して涼み店員に白い眼で見られる。そんな視線も気にならない程俺は疲弊していた。

やっとのことで歩き出し巣鴨を通る。日曜日ということもあって「じいちゃんばあちゃんの原宿」こと巣鴨は人の群れで溢れていた。特に「じいちゃんばあちゃんの竹下通り」と言うべき巣鴨地蔵通り商店街は暑さをものともしない活気を呈していた。じいちゃんばあちゃんだというのにこの人達は全然そんなことを感じさせない元気さを保っている。スゲェと感服すると同時にだらしがない若い者としての自分のへたり具合を嫌と言う程感じさせられ結果として疲れ倍増もう嫌々早く帰りたいけどまだ全然距離が残ってるしもうダメダメ誰か何とかしてちょうだいじゃないとここで泣いちゃうわよ、おーんおーんという感じで足取りがさらに重くなったわけである。

重い体を引きずりやっとの事で辿り着いた千石(地下鉄で巣鴨の次)。そしてそこのコンビニの窓をのぞき込んだ俺はあるものの存在に気付いた

アイス売り場。

そうだ、やはりこういう日はアイスで涼しくペロッといくのがサイコーだぜぇってな気持ちで浮き足立ったはいいがいかんせん金がない、いやちょっと待てよ財布の中の10円玉の力を合わせれば60円くらいあるかも知れない、そしたら棒アイスが1本買える、どうだっ??そして俺は財布の中身をほじくり返して10円玉の数を数えた

1枚、2枚、3枚、4枚、5枚、6枚。

やった!!これでアイスが買える、買えるんだぁぁっっと喜びいさんでソ-ダ味のアイスを速攻購入。速攻でビニールを取りかじりつく

ひゃっこい、ひゃっこいよ母ちゃん。

口に含むそばから涼しさが俺の脳髄から背中を通りつま先まで満たしていく。これは幼い日々、夏の夕暮れに友達と汗まみれになるまで遊んだ後に駄菓子屋に行ってなけなしの金をはたいて買うアイスキャンディの味ではないか?懐かしさもこみあげひたすらにアイスをなめながら歩く。その度に失われた元気が湧いてくるようだ。気付けばすれ違う大人達が俺の方を羨望のまなざしで見ているではないか!!そんなささやかな優越感も俺の力となり、歩むペースをますます早めていった。
そしてあらかたアイスを食べ終わろうとする頃、今年初めての感覚が頭まで突き抜けた

キーン

俺の脳みそを刺し貫く微痛。ああこれだ、これこそ正しい夏のカタチだ、と俺は独り合点して微笑んだ。

酩酊、そして頭痛

日曜日に司法試験の択一試験があった。俺は受けてはいないんだけど、受けた友達の打ち上げって感じで夜酒を飲んだ。俺には打ち上げるべき物は何もなかったのだけれどその日は何も食べていなかったことも手伝って誰よりもいい感じに仕上がってしまった。

そこで俺は駅前にある不法駐輪の自転車にケンカキックをぶちかましまくっていたのだが、不思議なことに凄く冷静だったのだ。その時だけ。冷静というのは少し言葉が悪いかもしれない。むしろ異様なほどに目は冴え、口も回るのに頭の一部分だけが働いていないようだった。

面白くもあったが、かなり怖いとも思った。まあ自転車とかで済んでいればいいけど。

そしてその翌日は見事に二日酔い。しかし何だか様子が違う。やけに体が重い。そして尋常でない頭痛。どうやら一緒に風邪も引いているらしい。現に今日になっても頭痛は収まらず、のどまでかすかに傷んでくる始末。

そんな気分の悪さから逃れようと、画面が焼き付いて壊れたパソコンの修理を頼むことにする。17キロもあるパソコンを持ち運ぶのは面倒なので、出張して来てもらうことにする。そして新たにプロバイダとも契約しなおすことにする。

そうすればそちらの方にもHPスペースができるのだが、どうしたものか。せっかくこのページを立ち上げたのに、すぐオシャカか。まあそれもしょうがないか、とも思った。

誕生日を控えて

明日で23になる。けっこうこの数字は重い。普通ならもう社会人の年齢である、という点で俺を追い詰め気味である。そんな一抹の焦りなどを抱きつつ学校のパソコンに向かっているわけだ。隣の奴は女の子にナンパなメールを書いている。別に覗いた訳ではないが見えてしまったのだ。何だかすごく恥ずかしい気分になる。そういえば最近あまり浮かれ気分になることがない、と思った。

ちなみに今日は昼間まで寝てしまい、学校に来たのは2時過ぎ。受ける講義はもう終わっていて何しに来たのかわからない状態。

そんな空しさを噛み締めつつ図書館に行くと、サークルの先輩と会う。去年の今頃はサークル関係の仕事で多忙だったことを考え、あの時出来なかった事を出来る幸せを感じた。

鉄男2を見に行った

別にどうしても見たいという訳ではなかったけれど塚本晋也監督「鉄男2」をレイトショーで見る機会があったので観てきた。映画を見ると何かやろうという気になるからいいな、と思った。

くどくどと感想などを述べてもしょうがないのでここには書かない。そして気になったことがある。映画の感想って、すぐに言葉の形をとって出てくる、あるいは出てこられるんだろうか。

俺はけっこう自分で考え込んでしまうので俺と映画行くとつまらない思いをする人はするんだろうなあと思った。

あともうちょっと書こうと思っていたことがあったのだが今日になって忘れてしまった。何だか落ち着きが悪い。

仕方がないのでそれは思い出したら書こうかと思うがずっと思い出せないままでいるんじゃないかとも思う。

そしていきなり関係ない話になるがいきなりこんなページを作ろうと思ったのはこの人の影響っぽい。何回もページを作っては壊し作っては壊ししている俺だけど今度は大丈夫なのだろうか。今回は最初から明確な目的があるわけではないけれど。とりあえずリンクでも漁ってみようかと思う。